M 6.1, 震源地:三重県南東沖, 深さ約350km
2022/11/14 17:09頃発生
(気象庁発表)

震度の分布 最大観測震度4 (*)

解析開始時点(2022/11/14 17:20:14)で収集されている防災科研K-NET, KiK-net, 気象庁, 地方公共団体震度計の計測震度データを利用。 (*)気象庁発表の情報と一致しない場合がある。 一部正式な震度観測点ではない観測点を含む。暫定的な震度値を含む。丸印は観測、塗りつぶしは推定データ。×印は震央位置。 他の図表も同様。

主要都市の推定震度 (都市の最大観測震度と人口を考慮して掲載)

最大(*)
観測震度
推定震度
頻度分布
1
2
3
4
5
-
5
+
6
-
6
+
7
市区町村名
全て表示
全人口:昼間 (人) 震央距離
(km)
4
福島県双葉郡双葉町 6,800 515
3
東京都千代田区 1,200,000 294
3
神奈川県横浜市旭区 180,000 263
3
千葉県市原市 240,000 304
3
栃木県宇都宮市 510,000 375
3
福島県いわき市 320,000 474
3
茨城県日立市 210,000 422
3
茨城県筑西市 110,000 358
3
茨城県水戸市 310,000 393
3
神奈川県横浜市神奈川区 240,000 269
3
埼玉県春日部市 180,000 317
3
千葉県野田市 140,000 323
3
千葉県木更津市 120,000 282
3
東京都江戸川区 470,000 302
3
東京都北区 300,000 297
3
神奈川県横浜市中区 260,000 268
3
千葉県柏市 330,000 322
3
東京都中野区 250,000 289
3
神奈川県横浜市戸塚区 220,000 257
3
茨城県つくば市 220,000 341
最大観測震度は、各市区町村内で観測された最大震度。観測された計測震度を250mメッシュで補間し、市区町村ごとに推定震度頻度分布を作成した。報開始時刻が9:00-18:59のとき昼間人口、19:00-8:59のとき夜間人口を示し、平成22年国勢調査、平成21年経済センサス‐基礎調査等のリンクによる地域メッシュ統計を二桁精度になるよう四捨五入した。震央距離は震央から各市区町村中心部までの距離。

行政区ごとの震度遭遇人口 (各震度階級の揺れに遭遇した人口を考慮して掲載)

推定震度5弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度5弱以上
推定値無し
推定震度5強以上の震度遭遇人口地図
推定震度5強以上
推定値無し
推定震度6弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度6弱以上
推定値無し
推定震度6強以上の震度遭遇人口地図
推定震度6強以上
推定値無し
震度遭遇人口カラースケール
補間した250mメッシュの推定震度分布と、250mメッシュに細分化した平成22年国勢調査、平成21年経済センサス‐基礎調査等のリンクによる地域メッシュ統計を重ね合わせ、各行政区の震度遭遇人口を推計した。

震度5弱以上の震度遭遇人口の推定値が無い場合、
震度遭遇人口は表示されません。

J-SHISから公表している地震ハザード情報

防災科研が公開するJ-SHISでは、ある地点に対し影響を及ぼす全ての地震を考慮し、その地点が大きな地震動に見舞われる危険度、すなわち地震ハザードを評価しています。(2020年版地震ハザード評価)

50年間超過確率2%の計測震度分布 再現期間50000年相当の計測震度分布

この地域で起こった過去の主な被害地震

発生年 地震名 M 被害
1686 遠江・三河 7.0 遠江で新居の関所など少々被害,死者があった.三河で田原城の矢倉など破損,死者があった.
1707 五畿・七道 (宝永地震) 8.6 わが国最大級の地震の一つ.全体で少なくとも死2万,潰家6万,流出家2万.震害は東海道・伊勢湾・紀伊半島で最もひどく,津波が紀伊半島から九州までの太平洋沿岸や瀬戸内海を襲った.津波の被害は土佐が最大.室戸・串本・御前崎で1〜2m隆起し,高知市の東部の地約20km^2が最大2m沈下した.遠州灘沖および紀伊半島沖で二つの巨大地震が同時に起こったとも考えられる.
1854 東海・東山・南海諸道 (安政東海地震) 8.4 被害は関東から近畿に及び,特に沼津から伊勢湾にかけての海岸がひどかった.津波が房総から土佐までの沿岸を襲い,被害をさらに大きくした.この地震による居宅の潰・焼失は約3万軒,死者は2千〜3千人と思われる.沿岸では著しい地殻変動が認められた.地殻変動や津波の解析から,震源域が駿河湾深くまで入り込んでいた可能性が指摘されており,すでに100年以上経過していることから,次の東海地震の発生が心配されている.
1855 遠州灘 7.0〜7.5 前年の東海地震の最大余震.掛塚・下前野・袋井・掛川辺がひどく,ほとんど全滅.死者があった.津波があった.
1944 紀伊半島沖 (東南海地震) 7.9 静岡・愛知・三重などで合わせて死・不明1223,住家全壊17599,半壊36520,流失3129.遠く長野県諏訪盆地での住家全壊12などを含む.津波が各地に襲来し,波高は熊野灘沿岸で6〜8m,遠州灘沿岸で1〜2m.紀伊半島東岸で30〜40cm地盤が沈下した.
1945 三河湾 (三河地震) 6.8 規模の割に被害が大きく,死2306,住家全壊7221,半壊16555,非住家全壊9187.特に幡豆郡の被害が大きかった.深溝断層(延長9km,上下ずれ最大2mの逆断層)を生じた.津波は蒲郡で1mなど.
出典:国立天文台編「理科年表 平成29年」, 丸善出版 (2016), 一部表現を割愛