M 5.4, 震源地:紀伊水道, 深さ約20km, 2021/12/03 09:28頃発生 (気象庁発表)

震度の分布 最大観測震度5弱 (*)

解析開始時点(2021/12/03 09:34:54)で収集されている防災科研K-NET, KiK-net, 気象庁, 地方公共団体震度計の計測震度データを利用。 (*)気象庁発表の情報と一致しない場合がある。 一部正式な震度観測点ではない観測点を含む。暫定的な震度値を含む。丸印は観測、塗りつぶしは推定データ。×印は震央位置。 他の図表も同様。

主要都市の推定震度 (都市の最大観測震度と人口を考慮して掲載)

最大(*)
観測震度
推定震度頻度分布
1
2
3
4
5-
5+
6-
6+
7
市区町村名 全て表示 全人口:昼間 (人) 震央距離
(km)
5弱
和歌山県御坊市 30,000 11
4
和歌山県田辺市 81,000 18
4
徳島県阿南市 74,000 51
4
兵庫県南あわじ市 52,000 67
3
和歌山県和歌山市 380,000 47
3
徳島県鳴門市 59,000 68
3
徳島県徳島市 290,000 66
3
和歌山県海南市 56,000 39
3
香川県高松市 450,000 122
3
岡山県倉敷市 460,000 157
3
岡山県岡山市南区 160,000 148
3
岡山県玉野市 64,000 138
3
和歌山県紀の川市 59,000 54
3
兵庫県加古川市 230,000 111
3
岡山県岡山市中区 130,000 150
3
岡山県岡山市北区 370,000 151
3
広島県尾道市 150,000 195
3
兵庫県明石市 250,000 95
3
大阪府堺市堺区 170,000 89
3
大阪府泉佐野市 100,000 68
最大観測震度は、各市区町村内で観測された最大震度。観測された計測震度を250mメッシュで補間し、市区町村ごとに推定震度頻度分布を作成した。報開始時刻が9:00-18:59のとき昼間人口、19:00-8:59のとき夜間人口を示し、平成22年国勢調査、平成21年経済センサス‐基礎調査等のリンクによる地域メッシュ統計を二桁精度になるよう四捨五入した。震央距離は震央から各市区町村中心部までの距離。

行政区ごとの震度遭遇人口 (各震度階級の揺れに遭遇した人口を考慮して掲載)

推定震度5弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度5弱以上
推定震度5強以上の震度遭遇人口地図
推定震度5強以上
推定値無し
推定震度6弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度6弱以上
推定値無し
推定震度6強以上の震度遭遇人口地図
推定震度6強以上
推定値無し
震度遭遇人口カラースケール
補間した250mメッシュの推定震度分布と、250mメッシュに細分化した平成22年国勢調査、平成21年経済センサス‐基礎調査等のリンクによる地域メッシュ統計を重ね合わせ、各行政区の震度遭遇人口を推計した。
行政区名 全て表示
震度5弱以上
遭遇人口
震度5強以上
遭遇人口
震度6弱以上
遭遇人口
震度6強以上
遭遇人口
全国 20,000
和歌山県 20,000
  和歌山県御坊市 20,000
  和歌山県有田郡湯浅町 10,000
  和歌山県有田郡広川町 5,000
  和歌山県有田郡有田川町 1,000未満
  和歌山県日高郡美浜町 1,000未満
  和歌山県日高郡印南町 1,000未満
  和歌山県日高郡みなべ町 1,000未満
  和歌山県日高郡日高川町 1,000未満
全国および震度遭遇人口の多い都道府県と市区町村について掲載。震度遭遇人口が1〜999人の場合は1000未満と表示。 全国、都道府県の値は、市区町村の値の合計と必ずしも一致しない。

この地域で起こった過去の主な被害地震

発生年 地震名 M 被害
1936 奈良県地方 (河内大和地震) 6.4 死9,住家全潰6,半潰53.地面の亀裂や噴砂・湧水現象も見られた.
1944 紀伊半島沖 (東南海地震) 7.9 静岡・愛知・三重などで合わせて死・不明1223,住家全壊17599,半壊36520,流失3129.遠く長野県諏訪盆地での住家全壊12などを含む.津波が各地に襲来し,波高は熊野灘沿岸で6〜8m,遠州灘沿岸で1〜2m.紀伊半島東岸で30〜40cm地盤が沈下した.
1946 紀伊半島沖 (南海地震) 8.0 被害は中部以西の日本各地にわたり,死1330,家屋全壊11591,半壊23487,流失1451,焼失2598.津波が静岡県より九州にいたる海岸に来襲し,高知・三重・徳島沿岸で4〜6mに達した.室戸・紀伊半島は南上がりの傾動を示し,室戸で1.27m,潮岬で0.7m上昇,須崎・甲浦で約1m沈下.高知付近で田園15km^2が海面下に没した.
1948 紀伊水道 6.7 和歌山県西牟婁地方で被害が大きかった.死2,家屋倒壊60.道路・水道などに被害があった.
1952 奈良県地方 (吉野地震) 6.7 震源の深さ60km.和歌山・愛知・岐阜・石川各県にも小被害があった.死9,住家全壊20.春日大社の石灯籠1600のうち650倒壊.
1955 徳島県南部 6.4 死1,傷8.山崩れ多く,道路の破損・亀裂,トンネル崩壊などの小被害があった.
1995 淡路島付近 (兵庫県南部地震) 7.3 活断層の活動によるいわゆる直下型地震.神戸,洲本で震度6だったが,現地調査により淡路島の一部から神戸市,芦屋市,西宮市,宝塚市にかけて震度7の地域があることが明らかになった.多くの木造家屋,鉄筋コンクリート造,鉄骨造などの建物のほか,高速道路,新幹線を含む鉄道線路なども崩壊した.被害は死6434,不明3,傷43792,住家全壊104906,半壊144274,全半焼7132,など.早朝であったため,死者の多くは家屋の倒壊と火災による.
2013 淡路島付近 6.3 逆断層型地殻内地震(深さ15km).1995年兵庫県南部地震の震源域に隣接していた.傷35,住家全壊8,半壊101,最大震度6弱(兵庫県淡路市).
出典:国立天文台編「理科年表 平成29年」, 丸善出版 (2016), 一部表現を割愛

J-SHISから公表している地震ハザード情報

防災科研が公開するJ-SHISでは、ある地点に対し影響を及ぼす全ての地震を考慮し、その地点が大きな地震動に見舞われる危険度、すなわち地震ハザードを評価しています。(2020年版地震ハザード評価)

50年間超過確率2%の計測震度分布
再現期間50000年相当の計測震度分布