M 4.8, 震源地:熊本県熊本地方, 深さ約10km, 2016/04/15 01:53頃発生 (気象庁発表)

震度の分布 最大観測震度5弱 (*)

解析開始時点(2016/04/15 02:03:12)で収集されている防災科研K-NET, KiK-net, 気象庁, 地方公共団体震度計の計測震度データを利用。 (*)気象庁発表の情報と一致しない場合がある。 一部正式な震度観測点ではない観測点を含む。暫定的な震度値を含む。丸印は観測、塗りつぶしは推定データ。×印は震央位置。 他の図表も同様。

主要都市の推定震度 (都市の最大観測震度と人口を考慮して掲載)

最大(*)
観測震度
推定震度頻度分布
1
2
3
4
5-
5+
6-
6+
7
市区町村名 全て表示 全人口:夜間 (人) 震央距離
(km)
5弱
熊本県上益城郡山都町 17,000 17
4
熊本県熊本市南区 120,000 11
4
熊本県宇城市 62,000 12
4
熊本県上益城郡益城町 32,000 10
4
熊本県熊本市西区 92,000 16
4
熊本県合志市 56,000 20
4
熊本県八代市 130,000 28
4
熊本県菊池市 50,000 31
4
熊本県宇土市 38,000 13
3
熊本県熊本市東区 190,000 9
3
熊本県菊池郡菊陽町 38,000 18
3
熊本県菊池郡大津町 31,000 20
3
熊本県玉名市 69,000 33
3
熊本県熊本市中央区 180,000 14
3
熊本県熊本市北区 140,000 24
3
宮崎県延岡市 130,000 82
3
熊本県上天草市 29,000 36
3
熊本県阿蘇市 28,000 41
3
熊本県山鹿市 55,000 36
3
福岡県朝倉郡筑前町 29,000 86
最大観測震度は、各市区町村内で観測された最大震度。観測された計測震度を250mメッシュで補間し、市区町村ごとに推定震度頻度分布を作成した。報開始時刻が9:00-18:59のとき昼間人口、19:00-8:59のとき夜間人口を示し、平成22年国勢調査、平成21年経済センサス‐基礎調査等のリンクによる地域メッシュ統計を二桁精度になるよう四捨五入した。震央距離は震央から各市区町村中心部までの距離。

行政区ごとの震度遭遇人口 (各震度階級の揺れに遭遇した人口を考慮して掲載)

推定震度5弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度5弱以上
推定震度5強以上の震度遭遇人口地図
推定震度5強以上
推定値無し
推定震度6弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度6弱以上
推定値無し
推定震度6強以上の震度遭遇人口地図
推定震度6強以上
推定値無し
震度遭遇人口カラースケール
補間した250mメッシュの推定震度分布と、250mメッシュに細分化した平成22年国勢調査、平成21年経済センサス‐基礎調査等のリンクによる地域メッシュ統計を重ね合わせ、各行政区の震度遭遇人口を推計した。
行政区名 全て表示
震度5弱以上
遭遇人口
震度5強以上
遭遇人口
震度6弱以上
遭遇人口
震度6強以上
遭遇人口
全国 5,000
熊本県 5,000
  熊本県上益城郡益城町 1,000未満
  熊本県上益城郡山都町 5,000
全国および震度遭遇人口の多い都道府県と市区町村について掲載。震度遭遇人口が1〜999人の場合は1000未満と表示。 全国、都道府県の値は、市区町村の値の合計と必ずしも一致しない。

この地域で起こった過去の主な被害地震

発生年 地震名 M 被害
1848 熊本 不明 熊本城内で石垣を損じ,座敷などの壁が落ちた.
1889 熊本県西部 6.3 熊本市を中心に半径約20kmの範囲に被害があり,県全体で全潰239,死20.橋の落下や破損が多かった.
1909 宮崎県西部 7.6 宮崎市付近で被害が大きく,宮崎・大分・鹿児島・高知・岡山・広島・熊本の各県に被害があった.家屋全潰4.大きなやや深発地震で,深さ約150km.従来,日向灘とされていたもの.
1914 鹿児島県中部 (桜島地震) 7.1 桜島の噴火で発生した地震.鹿児島市で住家全倒39,死13,鹿児島郡で死22余.小津波があった.
1922 橘湾 (島原(千々石湾)地震) 6.9 被害はおもに島原半島南部・天草・熊本市方面.長崎県で死26,住家全潰195,非住家全潰459.このうち2回目の地震による死3.
1939 日向灘 6.5 大分県沿岸で小被害,宮城県で死1.小津波があった.
1968 鹿児島県薩摩地方 (えびの地震) 6.1 2時間ほど前にM5.7の前震,翌日にもM5.6の余震があった.死3,傷42,住家全壊368,半壊636.山崩れが多かった.3月25日にもM5.7とM5.4の地震があり,住家全壊18,半壊147.
1975 熊本県阿蘇地方 6.1 阿蘇山外輪山内にある一の宮町三野地区に被害が集中した.熊本県で傷10,建物全壊16,半壊17,道路損壊12,山崩れ15.
1975 大分県西部 6.4 傷22,住家全壊58,半壊93,道路被害182など.
1997 鹿児島県薩摩地方 6.6 宮之城町・鶴田町・川内市などで傷36,住家全壊4,半壊31.最大震度5弱や4の余震が続いた.
1997 鹿児島県薩摩地方 6.4 3月26日の地震と並行する断層による.川内市で震度6弱.傷43,住家全壊4,半壊25.
出典:国立天文台編「理科年表Web版」, 丸善 (一部表現を割愛)

J-SHISから公表している地震ハザード情報

防災科研が公開するJ-SHISでは、ある地点に対し影響を及ぼす全ての地震を考慮し、その地点が大きな地震動に見舞われる危険度、すなわち地震ハザードを評価しています。(2013年版地震ハザード評価(モデル1))

50年間超過確率2%の計測震度分布
再現期間50000年相当の計測震度分布