M 6.1, 震源地:三重県南東沖, 深さ約10km, 2016/04/01 11:39頃発生 (気象庁発表)

震度の分布 最大観測震度4 (*)

解析開始時点(2016/04/01 11:44:34)で収集されている防災科研K-NET, KiK-net, 気象庁, 地方公共団体震度計の計測震度データを利用。 (*)気象庁発表の情報と一致しない場合がある。 一部正式な震度観測点ではない観測点を含む。暫定的な震度値を含む。丸印は観測、塗りつぶしは推定データ。×印は震央位置。 他の図表も同様。

主要都市の推定震度 (都市の最大観測震度と人口を考慮して掲載)

最大(*)
観測震度
推定震度頻度分布
1
2
3
4
5-
5+
6-
6+
7
市区町村名 全て表示 全人口:昼間 (人) 震央距離
(km)
4
和歌山県東牟婁郡古座川町 2,900 56
3
愛知県西尾市 160,000 173
3
奈良県桜井市 52,000 134
3
三重県津市 290,000 146
3
滋賀県長浜市 120,000 220
3
愛知県半田市 110,000 173
3
奈良県天理市 69,000 142
3
和歌山県田辺市 81,000 101
3
大阪府大東市 130,000 162
3
静岡県袋井市 84,000 205
3
三重県名張市 69,000 139
3
奈良県奈良市 330,000 153
3
愛知県田原市 66,000 162
3
福井県敦賀市 69,000 251
3
京都府京都市伏見区 240,000 180
3
静岡県浜松市北区 98,000 194
3
奈良県大和郡山市 92,000 150
3
大阪府大阪市港区 83,000 165
3
京都府城陽市 63,000 171
3
愛知県愛西市 56,000 197
最大観測震度は、各市区町村内で観測された最大震度。観測された計測震度を250mメッシュで補間し、市区町村ごとに推定震度頻度分布を作成した。報開始時刻が9:00-18:59のとき昼間人口、19:00-8:59のとき夜間人口を示し、平成22年国勢調査、平成21年経済センサス‐基礎調査等のリンクによる地域メッシュ統計を二桁精度になるよう四捨五入した。震央距離は震央から各市区町村中心部までの距離。

行政区ごとの震度遭遇人口 (各震度階級の揺れに遭遇した人口を考慮して掲載)

推定震度5弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度5弱以上
推定値無し
推定震度5強以上の震度遭遇人口地図
推定震度5強以上
推定値無し
推定震度6弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度6弱以上
推定値無し
推定震度6強以上の震度遭遇人口地図
推定震度6強以上
推定値無し
震度遭遇人口カラースケール
補間した250mメッシュの推定震度分布と、250mメッシュに細分化した平成22年国勢調査、平成21年経済センサス‐基礎調査等のリンクによる地域メッシュ統計を重ね合わせ、各行政区の震度遭遇人口を推計した。

震度5弱以上の震度遭遇人口の推定値が無い場合、
震度遭遇人口は表示されません。

この地域で起こった過去の主な被害地震

発生年 地震名 M 被害
1854 東海・東山・南海諸道 (安政東海地震) 8.4 被害は関東から近畿に及び,特に沼津から伊勢湾にかけての海岸がひどかった.津波が房総から土佐までの沿岸を襲い,被害をさらに大きくした.この地震による居宅の潰・焼失は約3万軒,死者は2千〜3千人と思われる.沿岸では著しい地殻変動が認められた.地殻変動や津波の解析から,震源域が駿河湾深くまで入り込んでいた可能性が指摘されており,すでに100年以上経過していることから,次の東海地震の発生が心配されている.
1854 畿内・東海・東山・北陸・南海・山陰・山陽道 (安政南海地震) 8.4 東海地震の32時間後に発生,近畿付近では二つの地震の被害をはっきりとは区別できない.被害地域は中部から九州に及ぶ.津波が大きく,波高は串本で15m,久礼で16m,種崎で11mなど.地震と津波の被害の区別が難しい.死者数千.室戸・紀伊半島は南上がりの傾動を示し,室戸・串本で約1m隆起,甲浦・加太で約1m沈下した.
1899 三重県南部 7.0 奈良県吉野郡・三重県南牟婁郡で被害が大きく,木ノ本・尾鷲で死7,全潰35,山崩れ無数.大阪・奈良で煉瓦煙突の破損が多かった.
1944 紀伊半島沖 (東南海地震) 7.9 静岡・愛知・三重などで合わせて死・不明1223,住家全壊17599,半壊36520,流失3129.遠く長野県諏訪盆地での住家全壊12などを含む.津波が各地に襲来し,波高は熊野灘沿岸で6〜8m,遠州灘沿岸で1〜2m.紀伊半島東岸で30〜40cm地盤が沈下した.
1946 紀伊半島沖 (南海地震) 8.0 被害は中部以西の日本各地にわたり,死1330,家屋全壊11591,半壊23487,流失1451,焼失2598.津波が静岡県より九州にいたる海岸に来襲し,高知・三重・徳島沿岸で4〜6mに達した.室戸・紀伊半島は南上がりの傾動を示し,室戸で1.27m,潮岬で0.7m上昇,須崎・甲浦で約1m沈下.高知付近で田園15km^2が海面下に没した.
1948 紀伊水道 6.7 和歌山県西牟婁地方で被害が大きかった.死2,家屋倒壊60.道路・水道などに被害があった.
出典:国立天文台編「理科年表Web版」, 丸善 (一部表現を割愛)

J-SHISから公表している地震ハザード情報

防災科研が公開するJ-SHISでは、ある地点に対し影響を及ぼす全ての地震を考慮し、その地点が大きな地震動に見舞われる危険度、すなわち地震ハザードを評価しています。(2013年版地震ハザード評価(モデル1))

50年間超過確率2%の計測震度分布
再現期間50000年相当の計測震度分布