M 6.8, 震源地:新潟県上中越沖, 深さ17km, 2007/07/16 10:13:22発生 (気象庁発表)

震度の分布 最大観測震度6強 (*)

2016/11時点で収集されている防災科研K-NET, KiK-net, 気象庁, 地方公共団体震度計の計測震度データを利用。 (*)気象庁発表の情報と一致しない場合がある。 一部正式な震度観測点ではない観測点を含む。暫定的な震度値を含む。丸印は観測、塗りつぶしは推定データ。×印は震央位置。 他の図表も同様。

主要都市の推定震度 (都市の最大観測震度と人口を考慮して掲載)

最大(*)
観測震度
推定震度頻度分布
1
2
3
4
5-
5+
6-
6+
7
市区町村名 全て表示 全人口:昼間 (人) 震央距離
(km)
6強
新潟県柏崎市 94,000 21
6強
新潟県長岡市 290,000 24
6弱
新潟県上越市 200,000 56
6弱
新潟県小千谷市 40,000 31
5強
新潟県三条市 110,000 32
5強
新潟県燕市 83,000 30
5強
新潟県南魚沼市 62,000 59
5強
新潟県十日町市 60,000 49
5弱
長野県長野市 380,000 107
4
新潟県新潟市中央区 260,000 54
4
山形県山形市 270,000 170
4
長野県松本市 250,000 157
4
群馬県太田市 230,000 156
3
栃木県宇都宮市 510,000 159
3
群馬県高崎市 350,000 142
3
福島県郡山市 350,000 155
3
群馬県前橋市 330,000 136
3
茨城県つくば市 210,000 214
3
東京都足立区 500,000 225
3
東京都大田区 590,000 243
最大観測震度は、各市区町村内で観測された最大震度。観測された計測震度を250mメッシュで補間し、市区町村ごとに推定震度頻度分布を作成した。地震発生時刻が9:00-18:59のとき昼間人口、19:00-8:59のとき夜間人口を示し、平成17年国勢調査、平成18年事業所・企業統計調査等のリンクによる地域メッシュ統計を二桁精度になるよう四捨五入した。震央距離は震央から各市区町村中心部までの距離。

行政区ごとの震度遭遇人口 (各震度階級の揺れに遭遇した人口を考慮して掲載)

推定震度5弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度5弱以上
推定震度5強以上の震度遭遇人口地図
推定震度5強以上
推定震度6弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度6弱以上
推定震度6強以上の震度遭遇人口地図
推定震度6強以上
震度遭遇人口カラースケール
補間した250mメッシュの推定震度分布と、250mメッシュに細分化した平成17年国勢調査、平成18年事業所・企業統計調査等のリンクによる地域メッシュ統計を重ね合わせ、各行政区の震度遭遇人口を推計した。
行政区名 全て表示
震度5弱以上
遭遇人口
震度5強以上
遭遇人口
震度6弱以上
遭遇人口
震度6強以上
遭遇人口
全国 1,000,000 500,000 200,000 100,000
新潟県 1,000,000 500,000 200,000 100,000
  新潟県新潟市西区 5,000
  新潟県新潟市西蒲区 50,000
  新潟県長岡市 200,000 100,000 20,000 2,000
  新潟県三条市 100,000 10,000
  新潟県柏崎市 100,000 100,000 100,000 50,000
  新潟県小千谷市 50,000 50,000 10,000
  新潟県加茂市 20,000 2,000
  新潟県十日町市 50,000 20,000 1,000未満
  新潟県見附市 20,000 20,000
  新潟県燕市 100,000 20,000 1,000未満
  新潟県上越市 200,000 200,000 20,000 1,000
  新潟県南魚沼市 20,000
  新潟県三島郡出雲崎町 5,000 5,000 5,000 1,000未満
  新潟県刈羽郡刈羽村 5,000 5,000 5,000 2,000
石川県 20,000
  石川県輪島市 5,000
長野県 100,000 20,000 20,000 2,000
  長野県長野市 50,000 10,000 5,000 1,000未満
  長野県中野市 10,000 5,000 1,000未満
  長野県飯山市 10,000 1,000
  長野県上水内郡信濃町 10,000 10,000 2,000 1,000未満
  長野県上水内郡飯綱町 10,000 10,000 10,000 2,000
全国および震度遭遇人口の多い都道府県と市区町村について掲載。震度遭遇人口が1〜999人の場合は1000未満と表示。 全国、都道府県の値は、市区町村の値の合計と必ずしも一致しない。

この地域で起こった過去の主な被害地震

発生年 地震名 M 被害
1943 長野県北部 5.9 死1,住家全壊14,半壊66,非住家全壊20.その他,道路の亀裂などがあった.
1961 新潟県中越地方 5.2 典型的な局地地震で,被害は直径2kmの範囲に集中した.死5,住家全壊220,半壊465.
1964 新潟県沖 (新潟地震) 7.5 新潟・秋田・山形の各県を中心に被害があり,死26,住家全壊1960,半壊6640,浸水15297,その他船舶・道路の被害も多かった.新潟市内の各所で噴砂水がみられ,地盤の液状化による被害が著しかった.石油タンクの火災が発生.津波が日本海沿岸一帯を襲い,波高は新潟県沿岸で4m以上に達した.粟島が約1m隆起した.
1965 長野県北部 (松代群発地震) 5.4 この日に松代皆神山付近に始まり,少しずつ活動域を広げていった.ほとんど終息した1970年末までに松代で有感地震62821回,うち震度5,4はそれぞれ9回,50回だった.被害を伴った地震は51回,全体で傷15,住家全壊10,半壊4,山崖崩れ60.最も規模の大きかった地震はM5.4で,総エネルギーは,M6.4の地震1個に相当する.この間に皆神山が1m隆起した.
1995 新潟県下越地方 5.6 豊浦町・水原町・笹神村などで傷82,住家全壊55,半壊181,一部破損1376.
2004 新潟県中越地方 (新潟県中越地震) 6.8 「新潟-神戸歪み集中帯」に属する活褶曲帯で発生した逆断層型地震.規模の大きな余震が多数発生(M6以上4余震)して被害を助長,死68,傷4805,住家全壊3175,半壊13810(2009年1月現在).川口町で震度7(計測震度導入後初めて),震源域の地質を反映して地すべりの被害が目立った.
2007 新潟県上中越沖 (新潟県中越沖地震) 6.8 新潟県沿岸海域の逆断層型地殻内地震.2004年中越地震に近いが余震活動は不活発.震源域内の原子力発電所が被災した初めての例.死15,傷2346,住家全壊1331,半壊5709(2009年10月現在).最大震度6強(新潟県内3市村,長野県1町),地盤変状・液状化なども目立った.日本海沿岸で最大35cm(柏崎)の津波.
2011 長野・新潟県境 6.7 東北地方太平洋沖地震の遠方誘発地震で逆断層型地殻内地震.傷57,住家全壊68,半壊427(長野県・新潟県による;2012年7月現在). 最大震度6強(長野県栄村),震度6弱が新潟県2市町.
出典:国立天文台編「理科年表Web版」, 丸善 (一部表現を割愛)

J-SHISから公表している地震ハザード情報

防災科研が公開するJ-SHISでは、ある地点に対し影響を及ぼす全ての地震を考慮し、その地点が大きな地震動に見舞われる危険度、すなわち地震ハザードを評価しています。(2016年版地震ハザード評価)

50年間超過確率2%の計測震度分布
再現期間50000年相当の計測震度分布