M 6.4, 震源地:豊後水道, 深さ約50km
2024/04/17 23:14頃発生
(気象庁発表)

震度の分布 最大観測震度6弱 (*)

解析開始時点(2024/04/17 23:18:25)で収集されている防災科研K-NET, KiK-net, 気象庁, 地方公共団体震度計の計測震度データを利用。 (*)気象庁発表の情報と一致しない場合がある。 一部正式な震度観測点ではない観測点を含む。暫定的な震度値を含む。丸印は観測、塗りつぶしは推定データ。×印は震央位置。 他の図表も同様。

主要都市の推定震度 (都市の最大観測震度と人口を考慮して掲載)

最大(*)
観測震度
推定震度頻度分布
1
2
3
4
5
-
5
+
6
-
6
+
7
市区町村名 全て表示 全人口:夜間 (人) 震央距離
(km)
-
北海道勇払郡厚真町 4,800 1,344
6弱
高知県宿毛市 21,000 42
5強
愛媛県宇和島市 77,000 15
4
大分県大分市 480,000 73
4
宮崎県延岡市 130,000 97
4
愛媛県松山市 520,000 78
4
山口県防府市 120,000 122
4
広島県呉市 230,000 117
3
広島県広島市佐伯区 140,000 129
3
愛媛県今治市 160,000 111
3
愛媛県西条市 110,000 107
3
宮崎県宮崎市 400,000 170
3
広島県廿日市市 120,000 127
3
高知県高知市 340,000 112
3
広島県広島市中区 140,000 132
3
香川県高松市 420,000 198
3
熊本県八代市 130,000 184
3
山口県岩国市 140,000 108
3
広島県尾道市 140,000 153
3
広島県福山市 460,000 168
最大観測震度は、各市区町村内で観測された最大震度。観測された計測震度を250mメッシュで補間し、市区町村ごとに推定震度頻度分布を作成した。報開始時刻が9:00-18:59のとき昼間人口、19:00-8:59のとき夜間人口を示し、平成27年国勢調査、平成26年経済センサス‐基礎調査等のリンクによる地域メッシュ統計を二桁精度になるよう四捨五入した。震央距離は震央から各市区町村中心部までの距離。

行政区ごとの震度遭遇人口 (各震度階級の揺れに遭遇した人口を考慮して掲載)

推定震度5弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度5弱以上
  北海道勇払郡厚真町
推定値無し
推定震度5強以上の震度遭遇人口地図
推定震度5強以上
  北海道勇払郡厚真町
推定値無し
推定震度6弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度6弱以上
  北海道勇払郡厚真町
推定値無し
推定震度6強以上の震度遭遇人口地図
推定震度6強以上
  北海道勇払郡厚真町
推定値無し
震度遭遇人口カラースケール
補間した250mメッシュの推定震度分布と、250mメッシュに細分化した平成27年国勢調査、平成26年経済センサス‐基礎調査等のリンクによる地域メッシュ統計を重ね合わせ、各行政区の震度遭遇人口を推計した。
行政区名 全て表示
震度5弱以上
遭遇人口
震度5強以上
遭遇人口
震度6弱以上
遭遇人口
震度6強以上
遭遇人口
  北海道勇払郡厚真町
全国 500,000 200,000 100,000 20,000
愛媛県 200,000 100,000 50,000 20,000
  愛媛県宇和島市 100,000 50,000 50,000 20,000
  愛媛県八幡浜市 20,000 1,000 1,000未満
  愛媛県大洲市 20,000 10,000 1,000
  愛媛県伊予市 2,000
  愛媛県西予市 50,000 20,000 5,000
  愛媛県喜多郡内子町 10,000 5,000
  愛媛県西宇和郡伊方町 1,000 1,000未満
  愛媛県北宇和郡松野町 5,000 2,000 1,000未満
  愛媛県北宇和郡鬼北町 10,000 10,000 2,000
  愛媛県南宇和郡愛南町 20,000 10,000 5,000
高知県 50,000 20,000 10,000
  高知県宿毛市 20,000 20,000 10,000
  高知県四万十市 20,000 5,000 1,000未満
  高知県高岡郡四万十町 1,000
  高知県幡多郡三原村 2,000 1,000未満
大分県 100,000 1,000未満
  大分県大分市 100,000 1,000未満
  大分県佐伯市 20,000 1,000未満
  大分県臼杵市 5,000
  大分県津久見市 2,000
  大分県国東市 1,000
宮崎県 2,000
全国および震度遭遇人口の多い都道府県と市区町村について掲載。震度遭遇人口が1?999人の場合は1000未満と表示。 全国、都道府県の値は、市区町村の値の合計と必ずしも一致しない。

J-SHISから公表している地震ハザード情報

防災科研が公開するJ-SHISでは、ある地点に対し影響を及ぼす全ての地震を考慮し、その地点が大きな地震動に見舞われる危険度、すなわち地震ハザードを評価しています。(2023年地震ハザード評価)

50年間超過確率2%の計測震度分布 再現期間50000年相当の計測震度分布

震源域付近で起こった過去の主な被害地震

発生年 地震名 M 被害
1812 土佐 不明 高知で土蔵壁落ち,瓦落下,塀の損所があった.中村の方が強かったともいう.
1841 宇和島 6.0 宇和島城の塀・壁など破損.四国・中国の西部と筑後で有感.
1844 肥後北部 不明 28日まで地震が多く,久住北里で特に強かった.杖立村で落石により百姓屋崩れる.
1854 伊予西部・豊後 7.3〜7.5 南海地震の被害と区別が難しい.伊予大洲・吉田で潰家があった.鶴崎で倒れ屋敷100,土佐でも強く感じた.
1857 伊予・安芸 7.3 今治で城内破損,郷町で潰家3,死1.宇和島・松山・広島などで被害.郡中で死4.
1905 安芸灘 (芸予地震) 7.3 広島・呉・松山付近で被害が大きく,広島県で家屋全潰56,死11,愛媛県で家屋全潰8.煉瓦造建物・水道管・鉄道の被害が多かった.1903年以来,この近くで地震が多かった.
1941 日向灘 7.2 大分・宮崎・熊本の各県で被害があり,死2,家屋全壊27.九州東岸・四国西岸に津波があり,波高は最大1m.
1949 安芸灘 6.2 呉で死2.壁の亀裂,屋根瓦の落下など小被害があった.
1968 日向灘 (1968年日向灘地震) 7.5 高知・愛媛で被害多く,死1,傷15,住家全壊1,半壊2,道路損壊18など.小津波があった.
1968 豊後水道 6.6 愛媛を中心に被害があり,傷22,家屋破損7,全焼1.道路の損壊や山崩れも多かった.
1975 大分県西部 6.4 傷22,住家全壊58,半壊93,道路被害182など.
2001 安芸灘 (芸予地震) 6.7 フィリピン海プレート内部の正断層型の地震.いわゆるスラブ内地震(深さ約50km)で,呉市の傾斜地などで被害が目立った.被害は死2,傷288,住家全壊70,半壊774.
出典:国立天文台編「理科年表 平成29年」, 丸善出版 (2016), 一部表現を割愛