M 5.0, 震源地:岐阜県飛騨地方, 深さ約10km, 2021/09/19 17:18頃発生 (気象庁発表)

震度の分布 最大観測震度4 (*)

解析開始時点(2021/09/19 17:28:43)で収集されている防災科研K-NET, KiK-net, 気象庁, 地方公共団体震度計の計測震度データを利用。 (*)気象庁発表の情報と一致しない場合がある。 一部正式な震度観測点ではない観測点を含む。暫定的な震度値を含む。丸印は観測、塗りつぶしは推定データ。×印は震央位置。 他の図表も同様。

主要都市の推定震度 (都市の最大観測震度と人口を考慮して掲載)

最大(*)
観測震度
推定震度頻度分布
1
2
3
4
5-
5+
6-
6+
7
市区町村名 全て表示 全人口:昼間 (人) 震央距離
(km)
4
岐阜県高山市 97,000 35
3
岐阜県飛騨市 26,000 37
3
長野県安曇野市 86,000 26
最大観測震度は、各市区町村内で観測された最大震度。観測された計測震度を250mメッシュで補間し、市区町村ごとに推定震度頻度分布を作成した。報開始時刻が9:00-18:59のとき昼間人口、19:00-8:59のとき夜間人口を示し、平成22年国勢調査、平成21年経済センサス‐基礎調査等のリンクによる地域メッシュ統計を二桁精度になるよう四捨五入した。震央距離は震央から各市区町村中心部までの距離。

行政区ごとの震度遭遇人口 (各震度階級の揺れに遭遇した人口を考慮して掲載)

推定震度5弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度5弱以上
推定値無し
推定震度5強以上の震度遭遇人口地図
推定震度5強以上
推定値無し
推定震度6弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度6弱以上
推定値無し
推定震度6強以上の震度遭遇人口地図
推定震度6強以上
推定値無し
震度遭遇人口カラースケール
補間した250mメッシュの推定震度分布と、250mメッシュに細分化した平成22年国勢調査、平成21年経済センサス‐基礎調査等のリンクによる地域メッシュ統計を重ね合わせ、各行政区の震度遭遇人口を推計した。

震度5弱以上の震度遭遇人口の推定値が無い場合、
震度遭遇人口は表示されません。

この地域で起こった過去の主な被害地震

発生年 地震名 M 被害
1933 能登半島沖 6.0 石川県鹿島郡で死3,家屋倒潰2,破損143,ほかの被害があった.富山県でも傷2.
1941 長野県北部 6.1 長野市北東の村々に被害があり,死5,住家全壊29,半壊115,非住家全壊48.
1943 長野県北部 5.9 死1,住家全壊14,半壊66,非住家全壊20.その他,道路の亀裂などがあった.
1961 石川県加賀地方 (北美濃地震) 7.0 福井・岐阜・石川3県に被害があった.死8,家屋全壊12,道路損壊120,山崩れ99.
1965 長野県北部 (松代群発地震) 5.4 この日に松代皆神山付近に始まり,少しずつ活動域を広げていった.ほとんど終息した1970年末までに松代で有感地震62821回,うち震度5,4はそれぞれ9回,50回だった.被害を伴った地震は51回,全体で傷15,住家全壊10,半壊4,山崖崩れ60.最も規模の大きかった地震はM5.4で,総エネルギーは,M6.4の地震1個に相当する.この間に皆神山が1m隆起した.
1969 岐阜県美濃中西部 6.6 死1,傷10,住家一部破損86.崖崩れが多かった.
1984 長野県南部 (長野県西部地震) 6.8 王滝村に大きな被害をもたらした.死29,傷10,住家全壊・流失14,半壊73,一部破損565,道路損壊258など.死者および建物流出は主として王滝川・濁川の流域などに発生した大規模な崖崩れと土石流によるものである.
2011 長野県中部 5.4 東北地方太平洋沖地震の遠方誘発地震で横ずれ断層型地殻内地震(深さ4km).牛伏寺断層の近傍で発生した.死1,傷17,住家半壊24(長野県による).最大震度は5強(長野県松本市).
2014 長野県北部 6.7 逆断層型地殻内地震(深さ5km).糸魚川-静岡構造線断層帯の北部部分で発生したと考えられる.住家全壊77,半壊137(2015年1月5日現在).最大震度6弱(長野県長野市・小谷村・小川村).
出典:国立天文台編「理科年表 平成29年」, 丸善出版 (2016), 一部表現を割愛

J-SHISから公表している地震ハザード情報

防災科研が公開するJ-SHISでは、ある地点に対し影響を及ぼす全ての地震を考慮し、その地点が大きな地震動に見舞われる危険度、すなわち地震ハザードを評価しています。(2020年版地震ハザード評価)

50年間超過確率2%の計測震度分布
再現期間50000年相当の計測震度分布