M 3.9, 震源地:石川県能登地方, 深さ約10km, 2020/04/06 05:00頃発生 (気象庁発表)

震度の分布 最大観測震度3 (*)

解析開始時点(2020/04/06 05:10:27)で収集されている防災科研K-NET, KiK-net, 気象庁, 地方公共団体震度計の計測震度データを利用。 (*)気象庁発表の情報と一致しない場合がある。 一部正式な震度観測点ではない観測点を含む。暫定的な震度値を含む。丸印は観測、塗りつぶしは推定データ。×印は震央位置。 他の図表も同様。

主要都市の推定震度 (都市の最大観測震度と人口を考慮して掲載)

最大(*)
観測震度
推定震度頻度分布
1
2
3
4
5-
5+
6-
6+
7
市区町村名 全て表示 全人口:夜間 (人) 震央距離
(km)
3
石川県鳳珠郡穴水町 9,500 12
3
石川県輪島市 30,000 13
最大観測震度は、各市区町村内で観測された最大震度。観測された計測震度を250mメッシュで補間し、市区町村ごとに推定震度頻度分布を作成した。報開始時刻が9:00-18:59のとき昼間人口、19:00-8:59のとき夜間人口を示し、平成22年国勢調査、平成21年経済センサス‐基礎調査等のリンクによる地域メッシュ統計を二桁精度になるよう四捨五入した。震央距離は震央から各市区町村中心部までの距離。

行政区ごとの震度遭遇人口 (各震度階級の揺れに遭遇した人口を考慮して掲載)

推定震度5弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度5弱以上
推定値無し
推定震度5強以上の震度遭遇人口地図
推定震度5強以上
推定値無し
推定震度6弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度6弱以上
推定値無し
推定震度6強以上の震度遭遇人口地図
推定震度6強以上
推定値無し
震度遭遇人口カラースケール
補間した250mメッシュの推定震度分布と、250mメッシュに細分化した平成22年国勢調査、平成21年経済センサス‐基礎調査等のリンクによる地域メッシュ統計を重ね合わせ、各行政区の震度遭遇人口を推計した。

震度5弱以上の震度遭遇人口の推定値が無い場合、
震度遭遇人口は表示されません。

この地域で起こった過去の主な被害地震

発生年 地震名 M 被害
1729 能登 6.6〜7.0 珠洲郡・鳳至郡で損・潰家791,死5,山崩れ1731ヶ所.輪島村で潰家28,能登半島先端で被害が大きかった.
1799 加賀 6.0 上下動が激しく,屋根石が1尺も飛び上がったという.金沢城で石垣破損,城下で潰家4169.能美・石川・河北郡で損家1003,潰家964.全体で死21.
1815 加賀小松 6.0 小松城の破損多く,岐阜県白鳥町の悲願寺で香炉が落ちた.金沢で強かった.
1855 飛騨白川・金沢 6.8 野谷村で寺・民家に破損があった.保木脇村で民家2軒が山抜けのため潰れ,死12.金沢城で石垣など破損.
1858 飛騨・越中・加賀・越前 (飛越地震) 7.0〜7.1 飛騨北部・越中で被害が大きく,飛騨で潰家319,死203.山崩れも多く,常願寺川の上流が堰止められ,後に決壊して流出および潰家1600余,溺死140の被害を出した.跡津川断層の運動(右横ずれ)によると考えられる.
1892 能登半島西岸 6.4 家屋・土蔵の破損があった.11日にも同程度の地震があり,羽咋郡で全潰2,死1.
1896 石川県北岸 5.7 蛸島村で土蔵倒潰2,家屋破壊15.禄剛崎燈台破損.
1930 石川県西方沖 6.3 片山津で死1.ほかでは煙突破損等小被害,砂丘による崖崩れなど.
1933 能登半島沖 6.0 石川県鹿島郡で死3,家屋倒潰2,破損143,ほかの被害があった.富山県でも傷2.
1952 石川県西方沖 (大聖寺沖地震) 6.5 福井・石川両県で死7,家屋半壊4など.山崩れや道路の亀裂などもあった.
2007 能登半島沖 (能登半島地震) 6.9 海陸境界域の横ずれ成分を含む逆断層型地殻内地震.死1,傷356,住家全壊686,半壊1740(2009年1月現在).最大震度6強(石川県3市町),珠洲と金沢で0.2mの津波.
出典:国立天文台編「理科年表 平成29年」, 丸善出版 (2016), 一部表現を割愛

J-SHISから公表している地震ハザード情報

防災科研が公開するJ-SHISでは、ある地点に対し影響を及ぼす全ての地震を考慮し、その地点が大きな地震動に見舞われる危険度、すなわち地震ハザードを評価しています。(2019年地震ハザード評価)

50年間超過確率2%の計測震度分布
再現期間50000年相当の計測震度分布