M 5.5, 震源地:三陸沖, 深さ約10km, 2019/11/29 13:01頃発生 (気象庁発表)

震度の分布 最大観測震度3 (*)

解析開始時点(2019/11/29 13:12:33)で収集されている防災科研K-NET, KiK-net, 気象庁, 地方公共団体震度計の計測震度データを利用。 (*)気象庁発表の情報と一致しない場合がある。 一部正式な震度観測点ではない観測点を含む。暫定的な震度値を含む。丸印は観測、塗りつぶしは推定データ。×印は震央位置。 他の図表も同様。

主要都市の推定震度 (都市の最大観測震度と人口を考慮して掲載)

最大(*)
観測震度
推定震度頻度分布
1
2
3
4
5-
5+
6-
6+
7
市区町村名 全て表示 全人口:昼間 (人) 震央距離
(km)
3
岩手県盛岡市 320,000 180
3
宮城県登米市 80,000 171
最大観測震度は、各市区町村内で観測された最大震度。観測された計測震度を250mメッシュで補間し、市区町村ごとに推定震度頻度分布を作成した。報開始時刻が9:00-18:59のとき昼間人口、19:00-8:59のとき夜間人口を示し、平成22年国勢調査、平成21年経済センサス‐基礎調査等のリンクによる地域メッシュ統計を二桁精度になるよう四捨五入した。震央距離は震央から各市区町村中心部までの距離。

行政区ごとの震度遭遇人口 (各震度階級の揺れに遭遇した人口を考慮して掲載)

推定震度5弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度5弱以上
推定値無し
推定震度5強以上の震度遭遇人口地図
推定震度5強以上
推定値無し
推定震度6弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度6弱以上
推定値無し
推定震度6強以上の震度遭遇人口地図
推定震度6強以上
推定値無し
震度遭遇人口カラースケール
補間した250mメッシュの推定震度分布と、250mメッシュに細分化した平成22年国勢調査、平成21年経済センサス‐基礎調査等のリンクによる地域メッシュ統計を重ね合わせ、各行政区の震度遭遇人口を推計した。

震度5弱以上の震度遭遇人口の推定値が無い場合、
震度遭遇人口は表示されません。

この地域で起こった過去の主な被害地震

発生年 地震名 M 被害
1678 陸中・出羽 7.5 花巻で城の石垣崩れ,家屋も損壊,死1.白石城の石垣崩れる.秋田・米沢で家屋に被害.
1717 仙台・花巻 7.5 仙台城の石垣崩れる.花巻で破損家屋多く,地割れや泥の噴出があった.津軽・角館・盛岡・江戸等で有感.
1793 陸前・陸中・磐城 8.2 仙台領内で家屋損壊1千余,死12.沿岸に津波が来て,全体で家潰流失1730余,船流破33,死44以上.余震が多かった.宮城県沖の巨大地震と考えられる.
1835 仙台 7.0 仙台城で石垣崩れ,藩内で被害.岩手県藤沢町で石垣崩れ,蔵の壁を損じた.
1896 三陸沖 (三陸沖地震) 8.2 震害はない.津波が北海道より牡鹿半島にいたる海岸に襲来し,死者総数は21959(青森343,宮城3452,北海道6,岩手18158).家屋流失全半潰8〜9千,船の被害約7千.波高は,吉浜24.4m,綾里38.2m,田老14.6mなど.津波はハワイやカリフォルニアに達した.Mは津波を考慮したもの.
1897 宮城県沖 7.7 津波により三陸沿岸に小被害.津波の高さは盛で3m,釜石で1.2m.
2011 三陸沖 (東北地方太平洋沖地震) 9.0 日本海溝沿いの沈み込み帯の大部分,三陸沖中部から茨城県沖までのプレート境界を震源域とする逆断層型超巨大地震(深さ24km).3月9日にM7.3 (Mw7.4)の前震,震源域内や付近の余震・誘発地震はM7.0以上が6回,M6.0以上が97回,死19418,不明2592,傷6220,住家全壊121809,半壊278496(余震・誘発地震を一部含む;2016年3月現在).死者の90%以上が水死で,原発事故を含む被害の多くは巨大津波(現地調査によれば約40m)によるもの.最大震度7(宮城県栗原市),6強が宮城県13市町村,福島県11市町,茨城県8市,栃木県5市町だが,揺れによる被害は津波に比べて大きくなかった.この領域では未知の規模で,869年貞観の三陸沖地震と1896年三陸沖地震級の津波地震が合わせて襲来したと考えられる.
出典:国立天文台編「理科年表 平成29年」, 丸善出版 (2016), 一部表現を割愛

J-SHISから公表している地震ハザード情報

防災科研が公開するJ-SHISでは、ある地点に対し影響を及ぼす全ての地震を考慮し、その地点が大きな地震動に見舞われる危険度、すなわち地震ハザードを評価しています。(2019年地震ハザード評価)

50年間超過確率2%の計測震度分布
再現期間50000年相当の計測震度分布