M 5.7, 震源地:千葉県南東沖, 深さ約80km, 2019/10/12 18:22頃発生 (気象庁発表)

震度の分布 最大観測震度4 (*)

解析開始時点(2019/10/12 18:32:23)で収集されている防災科研K-NET, KiK-net, 気象庁, 地方公共団体震度計の計測震度データを利用。 (*)気象庁発表の情報と一致しない場合がある。 一部正式な震度観測点ではない観測点を含む。暫定的な震度値を含む。丸印は観測、塗りつぶしは推定データ。×印は震央位置。 他の図表も同様。

主要都市の推定震度 (都市の最大観測震度と人口を考慮して掲載)

最大(*)
観測震度
推定震度頻度分布
1
2
3
4
5-
5+
6-
6+
7
市区町村名 全て表示 全人口:昼間 (人) 震央距離
(km)
4
千葉県鴨川市 37,000 71
3
神奈川県横浜市旭区 180,000 135
3
千葉県勝浦市 21,000 61
3
千葉県いすみ市 37,000 67
3
千葉県市原市 240,000 103
3
神奈川県厚木市 260,000 147
3
千葉県館山市 51,000 82
3
千葉県千葉市美浜区 160,000 119
3
千葉県浦安市 160,000 128
3
神奈川県横浜市中区 260,000 126
3
千葉県山武市 47,000 103
3
千葉県君津市 84,000 100
3
東京都千代田区 1,200,000 140
3
千葉県船橋市 470,000 128
3
神奈川県横浜市港北区 290,000 133
3
千葉県木更津市 120,000 103
3
千葉県南房総市 39,000 87
3
千葉県大網白里市 33,000 97
最大観測震度は、各市区町村内で観測された最大震度。観測された計測震度を250mメッシュで補間し、市区町村ごとに推定震度頻度分布を作成した。報開始時刻が9:00-18:59のとき昼間人口、19:00-8:59のとき夜間人口を示し、平成22年国勢調査、平成21年経済センサス‐基礎調査等のリンクによる地域メッシュ統計を二桁精度になるよう四捨五入した。震央距離は震央から各市区町村中心部までの距離。

行政区ごとの震度遭遇人口 (各震度階級の揺れに遭遇した人口を考慮して掲載)

推定震度5弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度5弱以上
推定値無し
推定震度5強以上の震度遭遇人口地図
推定震度5強以上
推定値無し
推定震度6弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度6弱以上
推定値無し
推定震度6強以上の震度遭遇人口地図
推定震度6強以上
推定値無し
震度遭遇人口カラースケール
補間した250mメッシュの推定震度分布と、250mメッシュに細分化した平成22年国勢調査、平成21年経済センサス‐基礎調査等のリンクによる地域メッシュ統計を重ね合わせ、各行政区の震度遭遇人口を推計した。

震度5弱以上の震度遭遇人口の推定値が無い場合、
震度遭遇人口は表示されません。

この地域で起こった過去の主な被害地震

発生年 地震名 M 被害
1703 江戸・関東諸国 (元禄地震) 7.9〜8.2 相模・武蔵・上総・安房で震度大.特に小田原で被害大きく,城下は全滅,12ヶ所から出火,壊家8千以上,死2300以上.東海道は川崎から小田原までほとんど全滅し,江戸・鎌倉などでも被害が大きかった.津波が犬吠崎から下田の沿岸を襲い,死数千.1923年関東地震に似た相模トラフ沿いの巨大地震と思われるが,地殻変動はより大きかった.
1756 銚子 5.5〜6.0 蔵にいたみがあった.酒・醤油の桶を揺り返し,石塔倒れる.江戸・八王子・日光で有感.
1801 上総 不明 久留里城の塀など破損,民家の潰れるもの多かった.江戸で有感.
1909 房総半島沖 6.7 あとの方が強く,横浜で煙突・煉瓦壁の崩壊などの被害があった.
1915 房総半島 6.0 下香取郡万才村・長生郡西村・その他で崖崩れがあり,傷5,人家・物置の潰れがあった.群発地震で,12日から地震が続いていた.
1922 千葉県西岸 (浦賀水道地震) 6.8 東京湾沿岸に被害があり,東京・横浜で死各1.家屋・土蔵などに被害があった.
1953 房総半島南東沖 (房総沖地震) 7.4 伊豆諸島で道路亀裂,八丈島で鉄管亀裂など.関東沿岸に小津波,銚子付近で最大2〜3m.
1987 千葉県東方沖 6.7 千葉県を中心に被害があり,死2,傷161.住家全壊16,一部破損7万余のほか,道路などにもかなりの被害があった.
2012 千葉県東方沖 6.1 東北地方太平洋沖地震の周辺誘発地震で正断層型地殻内地震(深さ15km).死1,傷1.最大震度は5強(茨城県神栖市,千葉県銚子市).
出典:国立天文台編「理科年表 平成29年」, 丸善出版 (2016), 一部表現を割愛

J-SHISから公表している地震ハザード情報

防災科研が公開するJ-SHISでは、ある地点に対し影響を及ぼす全ての地震を考慮し、その地点が大きな地震動に見舞われる危険度、すなわち地震ハザードを評価しています。(2019年地震ハザード評価)

50年間超過確率2%の計測震度分布
再現期間50000年相当の計測震度分布