M 4.8, 震源地:福島県沖, 深さ約20km, 2018/08/08 18:07頃発生 (気象庁発表)

震度の分布 最大観測震度3 (*)

解析開始時点(2018/08/08 18:12:13)で収集されている防災科研K-NET, KiK-net, 気象庁, 地方公共団体震度計の計測震度データを利用。 (*)気象庁発表の情報と一致しない場合がある。 一部正式な震度観測点ではない観測点を含む。暫定的な震度値を含む。丸印は観測、塗りつぶしは推定データ。×印は震央位置。 他の図表も同様。

主要都市の推定震度 (都市の最大観測震度と人口を考慮して掲載)

最大(*)
観測震度
推定震度頻度分布
1
2
3
4
5-
5+
6-
6+
7
市区町村名 全て表示 全人口:昼間 (人) 震央距離
(km)
3
福島県白河市 65,000 96
3
福島県相馬市 39,000 74
3
福島県田村市 37,000 69
3
福島県会津若松市 130,000 125
3
福島県須賀川市 75,000 82
3
宮城県大崎市 130,000 156
3
福島県南相馬市 68,000 57
3
福島県西白河郡西郷村 20,000 101
3
福島県郡山市 350,000 86
3
福島県いわき市 320,000 40
3
山形県米沢市 97,000 131
3
福島県二本松市 57,000 87
3
福島県本宮市 34,000 87
3
福島県伊達市 61,000 94
3
宮城県岩沼市 44,000 107
最大観測震度は、各市区町村内で観測された最大震度。観測された計測震度を250mメッシュで補間し、市区町村ごとに推定震度頻度分布を作成した。報開始時刻が9:00-18:59のとき昼間人口、19:00-8:59のとき夜間人口を示し、平成22年国勢調査、平成21年経済センサス‐基礎調査等のリンクによる地域メッシュ統計を二桁精度になるよう四捨五入した。震央距離は震央から各市区町村中心部までの距離。

行政区ごとの震度遭遇人口 (各震度階級の揺れに遭遇した人口を考慮して掲載)

推定震度5弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度5弱以上
推定値無し
推定震度5強以上の震度遭遇人口地図
推定震度5強以上
推定値無し
推定震度6弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度6弱以上
推定値無し
推定震度6強以上の震度遭遇人口地図
推定震度6強以上
推定値無し
震度遭遇人口カラースケール
補間した250mメッシュの推定震度分布と、250mメッシュに細分化した平成22年国勢調査、平成21年経済センサス‐基礎調査等のリンクによる地域メッシュ統計を重ね合わせ、各行政区の震度遭遇人口を推計した。

震度5弱以上の震度遭遇人口の推定値が無い場合、
震度遭遇人口は表示されません。

この地域で起こった過去の主な被害地震

発生年 地震名 M 被害
1897 宮城県沖 (宮城県沖地震) 7.4 岩手・山形・宮城・福島で小規模の被害.石巻で住家全倒1,一ノ関で家屋大破60など.
1938 茨城県沖 7.0 小名浜付近の沿岸と福島・郡山・白川・若松付近に被害があった.福島県で家屋の被害250など.茨城県磯原で土蔵倒壊1.小津波があった.
1938 福島県沖 (福島県沖地震) 7.5 この後年末までにM7前後の地震が多発した.福島県下で死1,住家全潰4,非住家全潰16.小名浜・鮎川などで約1mの津波.
1956 宮城県南部 6.0 白石付近で死1,非住家倒壊3,その他小被害があった.
2011 三陸沖 (東北地方太平洋沖地震) 9.0 日本海溝沿いの沈み込み帯の大部分,三陸沖中部から茨城県沖までのプレート境界を震源域とする逆断層型超巨大地震(深さ24km).3月9日にM7.3 (Mw7.4)の前震,震源域内や付近の余震・誘発地震はM7.0以上が6回,M6.0以上が97回,死19418,不明2592,傷6220,住家全壊121809,半壊278496(余震・誘発地震を一部含む;2016年3月現在).死者の90%以上が水死で,原発事故を含む被害の多くは巨大津波(現地調査によれば約40m)によるもの.最大震度7(宮城県栗原市),6強が宮城県13市町村,福島県11市町,茨城県8市,栃木県5市町だが,揺れによる被害は津波に比べて大きくなかった.この領域では未知の規模で,869年貞観の三陸沖地震と1896年三陸沖地震級の津波地震が合わせて襲来したと考えられる.
2011 宮城県沖 7.2 東北地方太平洋沖地震の震源域内の地震だが,太平洋プレートの逆断層型スラブ内地震(深さ66km).死4,傷296,住家全壊36以上,半壊27以上(消防庁・宮城県による;2016年3月現在).最大震度6強(宮城県仙台市・栗原市),6弱が宮城県15市町村,岩手県6市町.
2011 福島県浜通り 7.0 東北地方太平洋沖地震の周辺誘発地震で正断層型地殻内地震(深さ6km).井戸沢断層の近傍で地表地震断層が現れた.死4,傷10(2016年3月現在).最大震度は6弱(福島県3市町村,茨城県1市).
出典:国立天文台編「理科年表 平成29年」, 丸善出版 (2016), 一部表現を割愛

J-SHISから公表している地震ハザード情報

防災科研が公開するJ-SHISでは、ある地点に対し影響を及ぼす全ての地震を考慮し、その地点が大きな地震動に見舞われる危険度、すなわち地震ハザードを評価しています。(2017年版地震ハザード評価)

50年間超過確率2%の計測震度分布
再現期間50000年相当の計測震度分布