M 5.8, 震源地:島根県西部, 深さ約10km, 2018/04/09 01:32頃発生 (気象庁発表)

震度の分布 最大観測震度6弱 (*)

解析開始時点(2018/04/09 01:42:42)で収集されている防災科研K-NET, KiK-net, 気象庁, 地方公共団体震度計の計測震度データを利用。 (*)気象庁発表の情報と一致しない場合がある。 一部正式な震度観測点ではない観測点を含む。暫定的な震度値を含む。丸印は観測、塗りつぶしは推定データ。×印は震央位置。 他の図表も同様。

主要都市の推定震度 (都市の最大観測震度と人口を考慮して掲載)

最大(*)
観測震度
推定震度頻度分布
1
2
3
4
5-
5+
6-
6+
7
市区町村名 全て表示 全人口:夜間 (人) 震央距離
(km)
6弱
島根県大田市 38,000 9
5弱
島根県出雲市 170,000 23
4
鳥取県米子市 150,000 71
4
島根県松江市 210,000 50
4
広島県広島市佐伯区 130,000 95
4
岡山県倉敷市 470,000 126
4
愛媛県今治市 170,000 131
3
広島県尾道市 140,000 103
3
山口県岩国市 140,000 120
3
広島県廿日市市 110,000 97
3
広島県呉市 240,000 105
3
広島県広島市安佐北区 150,000 76
3
山口県防府市 120,000 159
3
広島県福山市 460,000 105
3
愛媛県松山市 520,000 152
3
岡山県岡山市北区 300,000 134
3
広島県広島市安佐南区 230,000 84
3
香川県高松市 420,000 162
3
高知県高知市 340,000 201
3
山口県下関市 280,000 205
最大観測震度は、各市区町村内で観測された最大震度。観測された計測震度を250mメッシュで補間し、市区町村ごとに推定震度頻度分布を作成した。報開始時刻が9:00-18:59のとき昼間人口、19:00-8:59のとき夜間人口を示し、平成22年国勢調査、平成21年経済センサス‐基礎調査等のリンクによる地域メッシュ統計を二桁精度になるよう四捨五入した。震央距離は震央から各市区町村中心部までの距離。

行政区ごとの震度遭遇人口 (各震度階級の揺れに遭遇した人口を考慮して掲載)

推定震度5弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度5弱以上
推定震度5強以上の震度遭遇人口地図
推定震度5強以上
推定震度6弱以上の震度遭遇人口地図
推定震度6弱以上
推定震度6強以上の震度遭遇人口地図
推定震度6強以上
推定値無し
震度遭遇人口カラースケール
補間した250mメッシュの推定震度分布と、250mメッシュに細分化した平成22年国勢調査、平成21年経済センサス‐基礎調査等のリンクによる地域メッシュ統計を重ね合わせ、各行政区の震度遭遇人口を推計した。
行政区名 全て表示
震度5弱以上
遭遇人口
震度5強以上
遭遇人口
震度6弱以上
遭遇人口
震度6強以上
遭遇人口
全国 50,000 20,000 10,000
島根県 50,000 20,000 10,000
  島根県出雲市 10,000 1,000未満
  島根県大田市 20,000 20,000 10,000
  島根県江津市 1,000未満
  島根県雲南市 10,000 1,000未満
  島根県仁多郡奥出雲町 1,000未満
  島根県飯石郡飯南町 1,000未満 1,000未満 1,000未満
  島根県邑智郡川本町 2,000 1,000未満
  島根県邑智郡美郷町 5,000 2,000 1,000未満
広島県 1,000未満
  広島県山県郡北広島町 1,000未満
全国および震度遭遇人口の多い都道府県と市区町村について掲載。震度遭遇人口が1〜999人の場合は1000未満と表示。 全国、都道府県の値は、市区町村の値の合計と必ずしも一致しない。

この地域で起こった過去の主な被害地震

発生年 地震名 M 被害
1710 伯耆・美作 6.5 河村・久米両郡(現鳥取県東伯郡)で被害最大.山崩れ人家を潰す.倉吉・八橋町・大山・鳥取で被害.死多数.
1778 石見 6.5 那賀郡波佐村で石垣崩れ,都茂村で落石.安芸より備前まで強く震い,筑前で有感.
1835 石見 5.5 島根県高畑村で石地蔵・石塔・墓石などが倒れ,蔵の壁が破れ,石垣が崩れた.
1857 伊予・安芸 7.3 今治で城内破損,郷町で潰家3,死1.宇和島・松山・広島などで被害.郡中で死4.
1859 石見 6.2 島根県一帯で強く,波佐村で山崩れがあった.周布村・美濃村・下道川村などで被害.家潰56.
1859 石見 6.0〜6.5 島根県那賀郡で強く,周布村でも潰家や地割れがあった.広島城内でも被害があった.
1872 石見・出雲 (浜田地震) 7.1 1週間ほど前から鳴動,当日には前震もあった.全体で全潰約5千,死約550,特に石見東部で被害が多かった.海岸沿いに数尺の隆起・沈降がみられ,小津波があった.
1905 安芸灘 (芸予地震) 7.3 広島・呉・松山付近で被害が大きく,広島県で家屋全潰56,死11,愛媛県で家屋全潰8.煉瓦造建物・水道管・鉄道の被害が多かった.1903年以来,この近くで地震が多かった.
1949 安芸灘 6.2 呉で死2.壁の亀裂,屋根瓦の落下など小被害があった.
2000 鳥取県西部 (鳥取県西部地震) 7.3 陸域の横ずれ断層型地殻内地震.鳥取県境港市,日野町で震度6強(計測震度導入後初めて).傷182,住家全壊435,半壊3101.M7級の地殻内地震にもかかわらず活断層が事前に指摘されておらず,明瞭な地表地震断層も現れなかった.
2001 安芸灘 (芸予地震) 6.7 フィリピン海プレート内部の正断層型の地震.いわゆるスラブ内地震(深さ約50km)で,呉市の傾斜地などで被害が目立った.被害は死2,傷288,住家全壊70,半壊774.
出典:国立天文台編「理科年表 平成29年」, 丸善出版 (2016), 一部表現を割愛

J-SHISから公表している地震ハザード情報

防災科研が公開するJ-SHISでは、ある地点に対し影響を及ぼす全ての地震を考慮し、その地点が大きな地震動に見舞われる危険度、すなわち地震ハザードを評価しています。(2017年版地震ハザード評価)

50年間超過確率2%の計測震度分布
再現期間50000年相当の計測震度分布